赤ちゃん・子育て

「子どもと楽しく遊びたいけど、お金をかけない遊びって何があるんだろう?」
「子どもの成長を促すような遊び方を知りたい」
子どもは遊んでいる最中に脳を使うため、遊び方や接し方が子どもの成長に大きな影響を与えます。
お手軽に身近なものを使用し工夫して遊ぶことで、頭を使って考えるため発想力が身に付きやすくなります。しかし子どもの成長を促しながら、楽しく遊ぶ方法がわからない方も多いでしょう。
そこで本記事では、スキッズガーデンのプレイリーダーが監修した身近なもので遊ぶメリットと遊び方をご紹介します。
遊び道具の作り方も紹介しているので、親子で一緒に楽しみながら作ってみてください。工夫しながら作ったり遊んだりすることで、子どもの発達を促し、子ども一人ひとりの個性を伸ばせるでしょう。
子どもの成長を促しながら楽しく遊びたい方は、ぜひ最後までチェックしてください。
プレイリーダーはあそびのスペシャリスト
プレイリーダーとは、子どもに関する専門知識を備えた“あそびの仕掛け人”です。安全面はもちろん、子どもの「こころ・あたま・からだ」の健やかな成長を促す関わりをしています。
スキッズガーデンのプレイリーダーの役割は下記のとおりです。
- 子どもの自立心・自己表現力・社会性を育てる
- たくさん褒めて自己肯定感を高める
- 教えるのではなく考えさせる
- 否定せずに「できるルール」で考える
- こころとからだの基礎体力を向上させる
プレイリーダーは単にあそび方を教えるだけではありません。
子ども一人ひとりの興味や好奇心を引き出しながら、「親離れ・子離れ」をサポートします。プレイリーダーは子どもに関するスペシャリストと言えるでしょう。
なおプレイリーダーになるには、保育士などの資格や免許を取得していたり、専門家の教育プログラムを受ける必要があります。
子どもが身近なものを工夫して遊ぶメリット
ここでは身近なもので工夫して遊ぶメリットをご紹介します。
- 自発性を高める
- 想像力を養う
- 社会性を学べる
- 好奇心を育む
- お金がかからない
遊びは子どもにとって食事や睡眠と同じくらい重要です。
特に幼児期は遊びを通じて頭で考えることで、心身ともに成長を促します。どうしたら楽しく遊べるか考えることが重要なため、自由に遊ばせることが大切です。
また他の子どもたちやママやパパなどと遊ぶとコミュニケーション力も養われます。ママやパパが子どもと遊ぶときは、子どもが何に興味を示しているか観察してみましょう。
指示を出すのではなく、子どもと同じ視点に立って一緒に考えながら遊んでみましょう!
身近なものを使った遊び方3選
ここでは子どもにおすすめの身近なもので遊ぶ方法をご紹介します。
- 新聞紙でつくる衣装と小道具:好奇心を育む
- 牛乳パックでつくるカスタネット:想像力を養う
- 大小さまざま空き箱でつくるパペット:自発性を高める
どれも簡単に取り組めるため、遊び方に困っている方はぜひチャレンジしてみてください。楽しみながらも成長を促す遊びで子どもの発想力を育てましょう。
新聞紙でつくる衣装と小道具:好奇心を育む
新聞紙で衣装と小道具をつくってみましょう。
ハサミを使わず簡単に破ることができるので、ハサミをうまく扱えない年齢の子どもでも作ることができます。
【新聞紙の洋服の作り方】
- 見開きの新聞紙を用意する
- 子どもの頭が入るくらいの穴を空ける
- 穴から顔を出して身体に沿うよう整える
2歳くらいの子どもであれば、自分で破ってつくることができるでしょう。うまく破くことができなくても、やってみることが大事!
まずは「どうやったらできるかな?」と声をかけ、やらせてみましょう。小さいお子さまには先にママやパパが見本を見せてあげると、スムーズに進められます。
また新聞紙は柔らかいので、棒状に丸めてステッキにすれば小道具としても使用可能です。ごっこ遊びの小道具として使えば、お店屋さんごっこのようにしてママとパパも一緒に遊べます。
握って音を鳴らすだけでも楽しめるので、0〜1歳くらいの子どもでも遊べるでしょう。
新聞紙が細かく破れてしまった場合、袋にたくさん入れてボールにしたり一緒に掃除をすれば同時におかたづけをすることも教えられますよ
牛乳パックでつくるカスタネット:想像力を養う
牛乳パックは強度があり加工しやすいため、おもちゃにして遊びやすい材料です。
下記では、牛乳パックをカスタネットにして遊ぶ方法をまとめました。
【用意するもの】
- 牛乳パック1個
- ペットボトルのキャップ
- ハサミ
- テープ
【作り方】
- 縦長に牛乳パックの一面を切り取る
- 縦に細長く2分割にする
- 切った2枚の真ん中にペットボトルのキャップをテープで貼り付ける
- キャップがついた面を内側にして2枚重ねる
- 両端をテープで留めて固定する
- ペンやシールで周りを装飾して完成
牛乳パックの端をもって引っ張ると音が鳴るので、カスタネットのようにして遊べるでしょう。ハサミの扱いが危ない場合は、ママやパパが途中までつくり周りの装飾を子どもに任せてあげるのがおすすめ。
ペットボトルキャップは子どもが飲み込んでしまわないよう、注意をしてください。どうして音が鳴るのかな?などの考えさせる声かけをすることで、考えながら遊べるので、0〜3歳くらいの子どもの発達に役立つでしょう。
お歌をうたいながら一緒に音を鳴らせば、演奏会のようにして遊ぶことができますよ。
大小さまざま空き箱でつくるパペット:自発性を高める
余った空き箱は加工しやすく、組み合わせるだけでも遊び道具になります。
下記では空き箱でつくる「パクパクパペット」をご紹介するので参考にしてみてください。
【用意するもの】
- 空き箱1個
- (ティッシュケースがおすすめ)
- 画用紙
- クレヨン
- のり
- ハサミ
【作り方】
- 空き箱の真ん中に1辺を残して切り込みを入れる
- 1辺のところを折り口のようにする
- 画用紙で目や鼻のパーツを付けて動物にする
- 画用紙で舌や歯を作り口の中に貼り付ける
- 箱の中に手を入れてパクパクさせれば完成
画用紙の色を工夫することによって、カバやライオンのような動物にもできます。子どもの発想力に任せて、好きなようにつくるのがポイントです。
折り紙で野菜や果物をつくれば、ご飯を食べさせる遊びもできるでしょう。子どもがマネをしてご飯をもりもり食べるきっかけにもなりやすいです。
また余った箱で歯ブラシをつくれば、歯磨きをして遊ぶこともできます。
パペットで遊びながら子どもの歯磨きの練習にもなるでしょう。食べることや歯磨きが苦手な子どもにもおすすめの遊び方です。
3歳頃からは、見立てたり役になりきって遊ぶことができるようになります。ごっこあそびへと移行し始めるタイミングになるので、パペットを使ってたくさんコミュニケーションをとってみてください。
【ポイント】
「作り方が違うよ」と否定したり、「ピンク色だからウサギかな」などと決めつけずに、お子さまの想像力を鍛え、発想を引き出してみましょう。
子どもと一緒に遊ぶときのポイント
ここでは、子どもと一緒に遊ぶときのポイントをまとめました。
- 質問してあげる
- 否定せず話を聞いてあげる
- 子どもが考えた遊びを一緒に楽しむ
- 子どものアイデアを受け入れる
- 指示を出し過ぎない
テレビゲームのように決まったルールの中で遊ぶよりも、子どもの好きなように遊ばせることが重要です。
ただ自分で考えて遊んでみた結果、うまくできない・自分の思ったとおりにいかなかったと落ち込んでしまう場合もあります。そのときは失敗しないように口を出すよりも、次はどんなふうに遊ぶかなど、前向きな声かけをしてあげるといいしょう。
また一緒に遊ぶときにわがままや乱暴のような行動をした場合、ママやパパがいけないことだと気づかせるのも成長を促すのに必要です。
子どもと会話をしながら楽しく遊びましょう。
子どもの成長にもっと良いあそびをサポート
子どもは遊びを通じて成長していくため、ママやパパもサポートをしてあげましょう。
遊びをサポートするときは、下記を目安に安全面に気を付けてくださいね。
- 0歳
└細かいおもちゃは誤飲につながるので目を離さない
└転倒したり頭を家具などにぶつけないように注意する
- 1歳
└ハサミのような先の尖った危ない物は触れさせない
└転倒防止のため足元は片づけてから遊ぶ
- 2歳~3歳
└子ども同士でおもちゃの取り合いにならないよう気を配る
┗椅子の上や高いところで遊ばないよう見守る
子どもの発達に合わせたサポートを心がけましょう。
身近なもので工夫して『ゼロ円遊び』を楽しもう!
今回は身近なもので工夫する『ゼロ円遊び』をご紹介しました。
お金がかからないメリット以外に、考えながら遊ぶことによって子どもの成長を促すことにも役立つでしょう。
【ゼロ円遊びのメリット】
- 自発性を高める
- 想像力を養う
- 社会性を学べる
- 好奇心を育む
- お金がかからない
繰り返しになりますが、子どもは遊びを通じて成長していきます。
子どもの成長はあっという間だとよくいいますが、成長を見逃さないように、小さいうちから自主性を促す遊びをしてあげたいですね。
今回ご紹介した遊び方を参考にして、ぜひ楽しみながら遊んでみてください。