キャンプデビューはいくつから?親子で安全に楽しく過ごすためのポイント

キャンプデビューはいくつから?親子で安全に楽しく過ごすためのポイント

キャンプやグランピングに子どもを連れていきたいものの、何歳から連れて行けるのか気になる方も多いのではないでしょうか。

初めて子どもをキャンプに連れていく場合、危険やリスクはないのか不安になりますよね。

結論としては、0歳からでも連れていけますが、リスクもあるため安全性に配慮するなら3~5歳頃がおすすめです。

本記事では、キャンプデビューにおすすめのタイミング・理由や安全面に関する疑問を中心に紹介しています。この記事を読むことによってキャンプ先での宿泊や食事、どんな準備をすべきなのかチェックしてみてくださいね。

子どもを安全にキャンプに連れていき、家族で記憶に残る素敵な思い出をつくりたい方は必見です。

 

何歳からキャンプデビューできるの?

ママやパパが常に面倒を見れるのであれば、キャンプデビューは0歳からできます。

赤ちゃんに必要な予防接種を終えるタイミングの生後7~8ヶ月以降は、安全にキャンプに連れていけるでしょう。ただし、0歳頃は常に抱っこやお世話で手がいっぱいになり、キャンプの準備と子どもの世話で忙しくなる可能性があります。

また虫刺され・日焼け・熱中症など、キャンプには赤ちゃんにとってリスクがあるのも事実。親子みんなでキャンプを安全に楽しみたい方は、3〜5歳頃がキャンプデビューにおすすめのタイミングです。短時間のデイキャンプであれば、子どもの体力が心配でも始めやすいでしょう。

子どもの体力やママ・パパがキャンプにどの程度慣れているかも関係するので、年齢は目安として、安全に楽しくキャンプができそうか考えてみてくださいね。

子どもの安全面は大丈夫?注意点まとめ

キャンプやグランピングでの生活は普段と異なる環境のため、以下の点には注意が必要です。

  • 虫刺され
  • 日焼け
  • 熱中症
  • 火の取り扱い
  • 水辺での遊び

虫刺されや日焼けには、虫よけスプレーや日焼け止めクリームなどで対策できます。

子どもは肌がデリケートのため、子ども・赤ちゃん用の虫よけスプレーや日焼け止めクリームがおすすめです。また、季節や場所によっては熱中症のリスクも高まるので、こまめな水分補給も欠かせません。

子どもは体温の調節能力が十分に発達していないため、常に体調には気を配る必要があります。※参考:厚生労働省

さらに火の取り扱いや水辺での遊びにも注意しましょう。火を取り扱うときや水遊びをするときは、普段よりも安全対策を徹底して、子どもから目を離さずにキャンプを楽しみましょう。

食事は面倒くさくない?

キャンプでの食事は面倒な点もありますが、子どもと一緒に簡単な調理ができればむしろ楽しめるでしょう。

例えばバーベキューやホイル焼きは調理が簡単なので、子どもでも楽しめるでしょう。ご自宅などで事前に下ごしらえをある程度済ませておけば、調理時間と手間を短縮できます。

またグランピングであれば食材の調達から片付けまでお任せの、手ぶらのプランもあります。キャンプ用の調理器具や材料を準備するのが難しい場合は、グランピングもおすすめです。

ミルクや離乳食が必要な赤ちゃんを連れていく場合は、宿泊先でも問題なく食べられるように準備してくださいね。

小さな子どもと楽しく過ごすためのポイント

小さな子どもとのキャンプやグランピングを楽しく過ごすには、好奇心旺盛・おとなしいなど子どもの特性を理解しながら柔軟に対応することが大切です。

  • テント宿泊の場合
  • 車中泊の場合
  • グランピングの場合

宿泊方法はテント宿泊だけではなく、車中泊やグランピング施設の選択肢もあります。

宿泊タイプ別の楽しく過ごすためのポイントを、以下にまとめました。

テント宿泊の場合

テント宿泊は自然を満喫できる魅力があり、夜空の観賞や焚き火を楽しめるでしょう。

テントの中では子どもの好きなおもちゃ・遊びを用意して、飽きさせない工夫が大切です。またテント宿泊では、寝心地のいい枕やマットを準備するなど、快適な睡眠環境を整えて、しっかりと睡眠時間を確保できるようにしましょう。

日中は身体を動かして疲れがたまっているので、翌日も元気に過ごすためにしっかりと寝ることが重要です。

寝袋・マットレスは子どものサイズやそのときの気候に適したものを用意し、暑さや寒さ対策をしましょう。子どもが外でも安心して眠れる環境をつくることを、意識してみてくださいね。

車中泊の場合

車中泊は車内での宿泊になるので、狭いところでも楽しめる遊びを用意するのがおすすめです。

子どもの好きなおもちゃやDVD視聴ができれば、素敵な家族の思い出になるでしょう。また車中泊は、車内の温度管理が重要です。

夏場は夜でも車内が高温になり、冬場や標高の高い場所では冷え込む可能性があります。エアコンや防寒着などを利用して、快適に眠れる環境を整えましょう。

グランピングの場合

グランピングは施設によって設備の充実度が異なるので、子どもが楽しめそうかの情報収集が重要です。

子ども向けのアクティビティや遊べるスペースがあるかなど、子どもの興味や成長にあった施設か確認しましょう。また子どもの歩行が安定しない時期は、階段や段差のない平屋タイプのコテージを選ぶとより安心です。

グランピングやコテージは設備が整っており比較的デビューしやすいので、初心者や小さな子ども連れの家族におすすめの宿泊スタイルと言えます。

共通して準備するもの

キャンプで準備が必要なものは、主に以下の通りです。

  • 着替え、タオル、オムツ
  • 虫よけ、日焼け対策用品
  • 夏は扇風機や冷却シートなどの熱中症対策用品
  • 冬は毛布や湯たんぽなどの防寒具
  • 雨具

キャンプでは汚れたり汗をかいたりしやすいので、着替えやタオルを宿泊日数分に加えて予備として1~2枚ほど追加で用意しましょう。

オムツも買える店がキャンプ場の近くにない可能性があるので、宿泊日数に加えて2日分以上持っていくのがおすすめです。ゴミが自由に捨てられるキャンプ場であればオムツのゴミを持ち帰らずに済むので、キャンプ場のごみのルールもしっかり確認しておきましょう。

万が一の怪我に備えて、絆創膏や消毒液などの救急セットを用意しておくとより安心です。

またテントで宿泊をする場合は、上記に加えてテント・寝袋・調理器具などが必要になるでしょう。

キャンプ先で何をするかによって必要な持ち物は異なるので、事前に必要になりそうなものをよく確認しておいてくださいね。

【年齢別】キャンプの楽しみ方

子どもの年齢に応じてキャンプの楽しみ方は異なるため、年齢別のキャンプの楽しみ方を以下にまとめました。

  • 0~1歳
  • 1~2歳
  • 3~5歳

親子でのキャンプの時間は子どもの好奇心を刺激し、特別な思い出に残る体験になります。素敵な家族の思い出を残してあげるためにも、子どもにあった楽しみ方を見つけてくださいね。

0~1歳

0~1歳の赤ちゃんは外の景色や風の音などすべてが新鮮なので、五感をとおして自然を体験させてみてくださいね。

まだ歩けない段階なので、抱っこしたりベビーカーでお散歩するだけで十分刺激になります。ただし体温調節が不安定な時期なので、抱っこする時もベビーカーに乗せる時も直射日光は避けるなど熱中症対策が必要です。

赤ちゃんの機嫌や体調に気を使いながら、家族で過ごしてみてはいかがでしょうか。

1~2歳

1~2歳は徐々に歩けるようになるので、可能な範囲で身体を動かせる遊びなどがおすすめです。例えばボール遊びやシャボン玉遊びなど、小さい子どもでも簡単に遊べるものを用意すると良いでしょう。

1人で遠くに行こうとしたり何でも触ったり口に入れようとしたりするので、常に目を離さないよう注意が必要です。また2歳頃は自分でやりたいという気持ちから、イヤイヤ期が始まる時期でもあります。

子どもが納得できるように見守りつつもさりげなくサポートして、自主性を育んであげましょう。

3~5歳

3~5歳はより活発になり、虫取りやキャンプファイヤーなどを楽しめる年齢です。

体力がつき始める時期なので、川遊びや散歩をとおして自然を感じさせたり、簡単なテント設営や料理のお手伝いをしてもらいましょう。

火の取り扱いや水遊びには常に注意が必要ですが、子どもの自主性を尊重しながら遊ばせてみるのがポイントです。

好奇心旺盛な子どもが夢中になって遊ぶ姿には成長を感じられ、親も感動すること間違いなしでしょう。

キャンプデビューは入念に下調べや予行練習をしよう

初めてのキャンプでかつ知識もない場合は、入念な下調べや予行練習をするのがおすすめです。例えば赤ちゃんが発熱や大きなけがをしても対応できるように、病院が近くにあるか事前に下調べしましょう。

またいきなりキャンプデビューをするのではなく、予行練習やシミュレーションをするのもおすすめです。まずは室内キャンプ※で予行練習を行い、庭・公園キャンプ→デイキャンプに慣れていくと少しずつレベルアップできます。

※室内キャンプとは自宅でテントを立てたりバーベキューをしたりして、自宅をキャンプに見立てること。

キャンプの予行練習を行うことで知識・経験が身に着くので、親子ともに自信を持ってキャンプデビューできるようになるでしょう。

キャンプデビューで素敵な思い出をつくろう

本記事では子どものキャンプデビューのタイミングや注意点についてまとめましたが、いかがでしたでしょうか。

キャンプには熱中症や虫刺されなど気をつけるべき点が多くあり、子どもから常に目を離さないことが重要です。またキャンプだからと言って、必ずしも何か特別なことをしてあげようと考える必要はありません。

キャンプでの体験は子どもにとってはすべてが新鮮なので、かけがえのない思い出になるでしょう。

子どもの興味や体力に応じた計画を立てて、思い出に残るキャンプにしてくださいね。

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