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失敗しない幼稚園の面接対策!聞かれることや事前準備・服装・マナーを徹底解説

ママやパパにとって、幼稚園入園は初めて子どもと離れる経験をすることになる方も多いでしょう。
また幼稚園では入園するにあたって、面接を実施する場合もあります。

特に大学までエスカレーター式で進学できる私立・国公立の幼稚園は倍率も高く、しっかり面接対策をしておかないと合格するのは難しいです。
しかし「幼稚園面接の質問って何を聞かれるの?」「面接当日の服装や持ち物は?」といった、不安や疑問を抱える方も多いのではないでしょうか?

本記事では幼稚園面接で聞かれる質問内容や、当日の服装・持ち物などを解説しています。
おすすめな面接対策の方法なども紹介しているので、理想の幼稚園の面接に合格するためにも、ぜひ本記事を参考にしてくださいね。

目次

幼稚園の入園面接では何を見てる?【特徴を解説】

初めて幼稚園面接を受ける方は、以下のような項目を確認していきましょう。

幼稚園で面接を行う理由は?
一般的な幼稚園の面接の特徴
倍率の高い私立幼稚園・国立幼稚園の受験面接の特徴
マナーはある?幼稚園は面接時に子どもの何を見ている?

幼稚園面接が行われる理由や特徴を把握して、事前準備に活かしてくださいね。

幼稚園で面接を行う理由は?

幼稚園で面接を行う理由は、主に以下のような特徴が挙げられます。

・幼稚園の理念と家庭の教育方針に相違ないか
・子どもの個性を知るため
・子供の適性や特性を理解するため

一般的な公立幼稚園面接は、上記のような特性を目的としている場合が多いです。

しかし私立・国立の幼稚園など受験する面接では、入学試験の一環として行われる場合もあります。
このように公立幼稚園と受験が必要な私立・国立幼稚園では、面接を実施する意味が変わってきます。

ただし子どもの適性・特性や成長度合いなど、書類だけでは分からない特徴を把握するという点では、どちらも面接の理由として共通するといえるでしょう。

一般的な公立幼稚園の面接の特徴

一般的な公立幼稚園面接の特徴としては以下の通りで、面接で合否が厳密に決まるわけではない場合が多いです。

・幼稚園の理念と家庭の教育方針に相違ないか
・子どもの個性を知るため
・子供の適性や特性の把握

選考面接ではなく、あくまでも確認を目的としているので、よほどの理由がない限りは入園を断られる可能性は低いでしょう。
また子どもにアレルギーなど配慮が必要な場合は、今後のためにも面接時に必ず伝えておきましょう。

倍率の高い私立幼稚園・国立幼稚園の受験面接の特徴

私立幼稚園・国立幼稚園の受験面接における特徴は、主に以下の通りです。

・園の教育理念を理解しているか
・幼稚園での教育に協力的か
・費用などの支払い能力があるか
・保護者に一般的な良識があるか
・子どもの発達状態の確認
 ※幼稚園によって異なります


園にもよりますが、私立・国立幼稚園は大学までエスカレーター式で進学できるので、一般的な幼稚園に比べて入園希望者が多く倍率も高くなります。
そのため私立・国立幼稚園は入園の選考目的で、面接が行われる場合がほとんどです。

マナーはある?幼稚園は面接時に子どもの何を見ている?

幼稚園の面接では、以下のような点を見る場合があります。

・子どもの性格/発達状況
・挨拶や返事などの振る舞い
子どもの適応能力


子どもの性格や振る舞いなどといった園で生活していく上で、必要な基本的な行動を確認する場合が多いでしょう。
他にも子どもとしっかりコミュニケーションが取れているか、親子の関係性などを確認する場合もあります。
また私立幼稚園などの面接では、入退室時のマナーも見られる可能性があるので注意しましょう。

幼稚園の面接って何を聞かれるの? よくある質問と回答例や当日の流れも紹介

幼稚園面接では子ども・保護者にそれぞれ質問される場合があるので、以下で事前に確認しておきましょう。

子どもに対する質問と回答例
保護者に対する質問と回答例

当日はリラックスして面接に臨むためにも、ぜひ参考にしてくださいね。

子どもに対する質問と回答例

幼稚園の面接で子どもに対する主な質問と回答例は、以下の通りです。

質問例 回答例
名前と年齢は? 名前はフルネームで、【~です】で締める
朝ごはんは何を食べた? 【パンとジュース/ヨーグルト】ですなど

⇒その日の朝に食べたものを言う練習をしておくのがおすすめです。

好きな/嫌いな食べ物は? 【好きな/嫌いな食べ物は~です】など

⇒その理由も答えられるようにしておくのがおすすめです。

好きな遊びは? 【ブロックやお絵描きです】など
誰とどのようにして幼稚園に来た? 【お父さん(パパ)とお母さん(ママ)と車/電車で来ました】など
仲良しのお友達は? 【~ちゃんです】など

国公立・私立幼稚園によって質問内容が異なる場合があるので、最低でも子どもが自分の名前と年齢をしっかり言える練習はしておきましょう。
また挨拶もしっかりできるかなども確認される場合があるので、普段から元気に答えられるようにしておくのがおすすめです。

保護者に対する質問と回答例

幼稚園の面接でのママ・パパ(保護者)に対する主な質問と回答例は、以下の通りです。

質問例 回答例
入園の志望動機 幼稚園の理念や特徴を事前に確認し、家庭での教育方針に相違ないか・願書の志望理由とズレがないように注意しましょう。
子どもの性格 子どもの長所と短所など
子育て/しつけで注意している点 どういう教育方針で子育てしているかなど
オムツが外れているか/着替えが1人でできるか 【脱ぐのは出来るけど、履くのは出来ません。】など
子どもの好きな/嫌いな食べ物 【~な理由から、子どもの好きな/嫌いな食べ物は~です。】など
子どものアレルギーや健康状態 子どものアレルギーの有無や健康状態、持病がないか
通園方法 自宅から幼稚園までの通路など
宗教上の理由などで参加できないイベントはあるか クリスマス会・運動会に参加できるかなど

子どもへの質問と同様に国公立・私立幼稚園によって、質問内容が異なる場合があります。
ただ、どういう方針で育児しているか・ママやパパからみた子どもの姿や、普段のコミュニケーションがしっかり取れているのか伝えられるように準備するのがおすすめです。
子どものアレルギーや健康状態について質問される場合があるので、今後のためにもしっかり園側に伝えましょう。

まだ時間はある!事前準備できる面接対策を親子で分けて紹介
以下では、事前準備による面接対策を親子別に分けて紹介します。

面接前
面接中の態度
面接後

「幼稚園の面接がボロボロだった・・」なんてことが起きないように、しっかりと確認してくださいね。

面接前

幼稚園の面接前には、以下のような準備や対策を行いましょう。

対象者 詳細
子ども

・挨拶できるように練習する
・受け答えの練習を一緒に行う
・母子分離できるように練習する
・面接時の服装を用意する
・幼稚園の雰囲気に慣れさせる

ママ・パパ(保護者)

・幼稚園の理念を覚える/理解する
・夫婦間で教育方針を話し合う
・面接練習を行う
・面接マナーを覚える/理解する
・面接時の服装を用意する
・願書を再確認する
・持ち物を確認する

ご家庭の教育方針と相違がないか、面接前には幼稚園の理念をしっかり理解しておくのが大切です。
私立幼稚園では面接時のマナーもチェックされる可能性があるので、当日は落ち着いて面接に臨むためにもしっかり練習しておくのがおすすめです。
何かトラブルがあった時のためにも面接に着用する予定の服装なども、事前に準備しておきましょう。
また子どもが初めて行く場所に緊張して、上手く質問に答えられないといったトラブルを防ぐためにも、プレ幼稚園などを活用して幼稚園の雰囲気に慣れさせておくのもおすすめです。

面接中の態度

面接中に注意するべき態度や注意点は、以下の通りです。

・子どもの代わりにママ・パパ(保護者)が質問に答えない
・清潔感のある服装を着用する
・子どもをリラックスさせる

面接当日は緊張などで、子どもが質問に上手く答えられないといったトラブルが起きる可能性があります。
しかし子どもの代わりにママやパパが質問に答えてしまうと、過保護や過干渉だと判断されてしまう場合も。
子どもが上手く答えられるようリラックスできるように、フォローや受け答えの練習を事前に行っておきましょう。
また幼稚園の面接に合った清潔感のある服装の着用が大切ですが、子どもに緊張感や警戒心などを与えないために、事前に着ておくのもおすすめです。

面接後

幼稚園の面接が終わった後は、結果を待つのみです。
願書提出時に入園料を支払う場合が多いようですが、願書提出日と面接日が異なる場合は合格発表の際に支払う場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
入園に向けて母子分離の練習や早寝・早起きで生活リズムを整えるなど、準備をしておくのがおすすめです。
またトイレや食事・着替えなどを自分でできるように、練習しておけば子どもも安心して行動できます。

幼稚園の面接に向けて準備することは?

幼稚園の面接に向けて、以下のような準備をしておきましょう。

・願書の内容を把握する
子どもと一緒に面接練習をする
幼稚園の雰囲気に慣れておく
事前に持ち物を確認する
・面接前日に外で遊ぶのは避けるなど体調管理をする

願書は国公立・私立幼稚園に関わらず提出が必要で、私立幼稚園の面接では願書も選考対象になる場合があるのでしっかりと記入しましょう。
また子どもが本番で緊張しないように環境を慣れさせるためにも、面接練習やプレ幼稚園を事前に行っておくのがおすすめです。
幼稚園の面接に向けて前日に外で遊ぶのは避けるなど体調管理を行い、当日は以下のような持ち物を持っていきましょう。

幼稚園の面接時の主な持ち物一覧

・受験票/願書のコピーなど
・ママ・パパ用のスリッパ
・子どもの上履き
・筆記用具/メモ帳
・書類が入る大きめのバック
・クリアファイル
・外履きを入れる袋
・ハンカチ/ティッシュ
・飲み物
・子どもの絵本やお絵描き道具(待ち時間対策として)

幼稚園の面接ではどんな服装やヘアスタイルがおすすめ?

以下では、幼稚園面接時のママやパパと子ども別におすすめな服装やヘアスタイルを紹介しています。

・ママ・パパの服装|きれいめな服装がおすすめ
子どもの服装|男の子・女の子別に紹介
普通の公立と私立幼稚園では面接時に服装の違いはある?

 

面接時の相手に好印象を与えるためにも、しっかりと確認しておきましょう。

ママ・パパの服装|きれいめな服装がおすすめ

幼稚園面接ではママ・パパともに普段着などラフな格好よりも、以下のような清潔感のある服装を選択するのがおすすめです。

パパ:スーツ
・ママ:ジャケットやスーツなどのカジュアルスタイル

黒・紺・グレーといった落ち着いた色味を選択し、シミやシワがないかも事前にチェックしておき清潔な印象を与える服装を意識しましょう。
妊娠中の方はマタニティスーツ・ワンピースを着用しておくのが、おすすめです。

しかし幼稚園から服装の指定がある場合は、指示に従った服装を心掛けましょう。
公立と私立幼稚園では適切な服装が異なる場合があるので、注意が必要です。
また明るい印象・表情を与えるために、髪型は落ち着いた色でまとめるなどして顔周りはすっきりさせておくのがおすすめです。

子どもの服装|男の子・女の子別に紹介

幼稚園面接時における子どもの服装は、以下のようなシンプルで清潔感のあるものがおすすめです。

・男の子:白シャツ/ハーフパンツ
・女の子:カーディガン/ワンピース

ママやパパ同様に子どもの服装も、男の子・女の子ともに黒・紺・グレー・白などの落ち着いた色味を選択するのが無難といえます。
また親子が並んだときに統一感を出すためにも、同じ色を選択するのがおすすめです。

普通の公立と私立幼稚園では面接時に服装の違いはある?

国公立と私立幼稚園はともにシンプルで清潔感があるという点では違いはありませんが、以下のように服装は異なります。

概要 詳細
公立幼稚園 【ママ・パパの服装】

・パパ:スーツ
・ママ:ジャケットなどのカジュアルスタイル

【子どもの服装】

・男の子:白シャツ/ハーフパンツなど
・女の子:カーディガン/ワンピースなど

私立幼稚園 【ママ・パパの服装】

・パパ:スーツ
・ママ:スカートタイプのスーツなど

【子どもの服装】

・男の子:ジャケット/白の長袖シャツ・半ズボンなど
・女の子:カーディガン/ワンピースなど

私立幼稚園では選考面接でもあるため、服装は厳しく見られる可能性があります。
面接官の第一印象を良くするためにも家族で色を統一し、シワやシミのない清潔感のある服装を心掛けましょう。
また幼稚園側から指定される場合もあるので、説明会やパンフレットなどの資料も事前に確認しましょう。

幼稚園の面接に関するQ&A

幼稚園の面接に関するQ&Aは以下の通りです。

幼稚園の面接に父親が参加できない場合はどうなる?
幼稚園の面接には赤ちゃんや兄弟と一緒に行って大丈夫
お受験ではない幼稚園での面接時はどんなことを質問される?
幼稚園の面接がボロボロで落ちた場合はどうなる?
幼稚園の面接対策はいつから始めるべき?
幼稚園の併願はできる?

当日スムーズに面接に臨むためにも、ぜひ参考にしてくださいね。

幼稚園の面接に父親が参加できない場合はどうなる?

幼稚園によって異なりますが、面接に父親が参加できなくても問題はありません。
父親が参加できないことによって合否には影響することないので、母親と子どもの二人で参加しましょう。
不安な方は事前に幼稚園へ問い合わせておくのが、おすすめです。

幼稚園の面接には赤ちゃんや兄弟と一緒に行って大丈夫?

幼稚園の面接には原則、入園予定の子どもとママ・パパの3名で参加しましょう。
しかし幼稚園によっては、赤ちゃんや兄弟・姉妹を連れて行っても問題ない場合もあります。
実家や周囲の親しい友人などに預けるのが難しい場合など、事前に幼稚園へ問い合わせておけば安心でしょう。

お受験ではない幼稚園での面接時はどんなことを質問される?

受験ではない公立の幼稚園での面接では、以下のような質問をされます。

  • 志望理由
  • 子どものアレルギーなど
  • 子どもの性格など
  • 通園方法
  • 家庭の教育方針

選考される私立幼稚園の面接とは異なり、公立幼稚園では園側が配慮する項目など確認目的で行われる場合が多いです。
子どものアレルギーなど聞かれた場合は、隠さずしっかり伝えておきましょう。

幼稚園の面接で落ちた場合はどうなる?

万が一、幼稚園の面接に落ちてしまった場合は、以下の方法を検討しましょう。

・キャンセル待ちの確認
・次の幼稚園を探す/応募
・次年度の入園を検討する
・保育園を検討する

幼稚園の面接に落ちてしまった場合は、諦めずにキャンセル待ちがあるかどうかを確認しましょう。
二次募集または募集をしている幼稚園がないか探しておくのも、おすすめです。
またその年の入園は諦めて、次年度の年中から通う方法もあります。
仕事復帰などを予定している方は、保育園の検討も視野に入れて夫婦でよく話し合ってみてください。

幼稚園の面接対策はいつから始めるべき?

幼稚園の面接対策は、大体4月頃から始めるのがおすすめです。
多くの幼稚園では面接までのスケジュールは以下のように進行していくので、直前の対策だと忙しく、時間が取れずに本番時に面接が上手くいかないことも。

・4月~:幼稚園の情報収集開始
・5~10月:説明会/幼稚園見学
・10月:願書配布
・10~12月:願書提出・面接/結果発表

倍率の高い私立・国立幼稚園の面接で合格を目指す場合は、幼児教室で受験対策を検討するのもおすすめです。
どちらにせよ、早い段階で面接対策を行うのが、合格率を高めるポイントといえます。

幼稚園の併願はできる?

幼稚園の併願は認められる場合もありますが、基本的には各幼稚園や自治体によって異なるのでお住まいの地域で確認する必要があります。
ただし公立幼稚園と私立幼稚園・認可保育園の併願は可能です。
※出典:文京区「区立幼稚園に関するよくある質問」

しかし入園しなかった場合に支払った入園料は返金されない場合があるので、事前に検討している幼稚園・保育園へ確認しておくのが大切です。

幼稚園の面接は事前準備をして当日はリラックス状態で臨もう!

幼稚園の面接は公立・私立によって、以下のように面接の特徴が異なります。

公立幼稚園 私立幼稚園
・幼稚園の理念と家庭の教育方針に相違ないか
・子どもの個性を知るため
・子どもの適性や特性の把握
・園の教育理念を理解しているか
・幼稚園での教育に協力的か
・費用などの支払い能力があるか
・ママやパパに一般的な良識があるか
・子どもの発達状態の確認

※幼稚園によって異なります

公立幼稚園は子どもや家庭の確認・私立幼稚園は入園の選考といった形で、面接の質問内容も変わるので目的に合った対策をするのが大切です。
面接当日はスムーズに進行するためにも、子どもと一緒に面接練習をする・持ち物を事前に確認しておきましょう。
早期から面接対策を行っておけば、直前で慌てる心配もありません。
理想の幼稚園に入園するためにも、ぜひ本記事の内容を参考に面接対策をしてくださいね。

 

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