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罪悪感にサヨナラ! レトルトベビーフードはママの味方|賢い活用術&安心の選び方

毎日の離乳食作り、本当に大変ですよね。
「レトルトのベビーフードを使ったら手抜きかも…」なんて罪悪感を抱えていませんか?
赤ちゃんにとっての安全性などが気になるママもいるかもしれません。

でも、安心してください!
最近のレトルトベビーフードは、栄養や安全性がしっかり考えられていて、子育て中のママの強い味方なんです。

この記事を読めば、レトルトなどのベビーフードを毎日の食事に自信をもって取り入れるヒントがみつかります。
賢い活用術や先輩ママたちのベビーフードの利用の仕方、さらに安心できる商品の選び方まで、詳しくご紹介しますね。

実はすごい!レトルトベビーフードがママを助ける3つの理由

「レトルトは安全なのかな?」「栄養が偏らないかな?」と心配になる人もいるかもしれません。
レトルトベビーフードがママやパパ、そして赤ちゃんにうれしい3つのポイントをご紹介します。

考え抜かれた「栄養バランス」と「安全性」

まず、多くのベビーフードメーカーは、厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」を参考に、月齢ごとの赤ちゃんの成長に必要な栄養や固さなどを研究開発しています。

そればかりか、近年では
・国産野菜やオーガニック食材を使用したもの
・無添加にこだわったもの
・アレルギー配慮がされたもの

など、高品質な製品が多数登場しています。

たとえば、イオンの「トップバリュ fun fun smile」のように、添加物の使用をできるかぎり減らし、オーガニックの米と野菜を使用(*)したり、おうちで作るような手作りに近い、素材の味をいかしたベビーフードを目指して作られており、素材にこだわりたいママのニーズにも応えています。これなら、安心して赤ちゃんにあげられますよね。

一部オーガニックではない野菜も使用しています。詳細は商品の原材料表示をご確認ください。

ママの「時間」と「心の余裕」を生み出す最高の時短ツール

離乳食作りに追われる毎日の中で、ママ自身の時間や心の余裕はとても大切です。

そんなときベビーフードを活用すれば、調理の時間を大幅に短縮できます。空いた時間で子どもとじっくり向き合ったり、ママ自身が少し休憩したりできることは、家族みんなの笑顔につながりますよね。

手軽に食事の準備ができることで、ママの負担が減り、心穏やかに子育てを楽しめるようになるでしょう。

【先輩ママの声】

時間におわれているとイライラして手づかみ食べなどで散らかされるのも嫌になってしまいます。市販のベビーフードを使ってその分ゆとりがうまれると、散らかしてもいいよ〜という気持ちになれて離乳食タイムが心地よい時間に。結果的に子どももよく食べてくれる気がします。(生後9ヵ月ひーくんママ)

家庭では難しい”食体験”を手軽にプラス

家庭の食事ではなかなか取り入れにくい食材も、レトルトベビーフードなら手軽にプラスできます。

たとえば、下ごしらえが大変なレバーや青魚、自分ではなかなか使わないような多様な野菜など、さまざまな食材を赤ちゃんに経験させてあげられます。これにより、子どもの食の世界を無理なく広げ、偏食の予防にもつながるかもしれません。

厚生労働省が公開している資料「ベビーフードを活用する際の留意点について」
(第2回「授乳・離乳の支援ガイド」改定に関する研究会資料平成30年12月27日)には、ベビーフードの利点として以下のように記載されています。

① 単品で用いる他に、手作りの離乳食と併用すると食品数、調理形態も豊かになる。
② 月齢に合わせて粘度、固さ、粒の大きさなどが調整させているので、離乳食を手作りする場合の見本となる。
③ 製品の外箱等に離乳食メニューが提案されているものもあり、離乳食の取り合わせの参考になる。

ベビーフード選びの「安心の羅針盤」

たくさんのレトルトベビーフードの中から、どれを選べばいいか迷ってしまうこともありますよね。ここでは、ママが安心してベビーフードを選ぶためのポイントをご紹介します。

月齢表示は「国のガイドライン」がベース

パッケージに記載されている月齢表示は、前述の「授乳・離乳の支援ガイド」に基づいた固さや味付けになっています。

この表示は、赤ちゃんの成長段階に合わせて安心して選ぶための大切な目安になります。迷ったらまずはこの月齢表示を参考にしましょう。

とはいえ、赤ちゃんの成長はそれぞれです。歯の生えはじめや咀嚼力も異なりますから、目安にしつつもはじめてあげるベビーフードの際は「我が子には大丈夫?」を確認しましょう。

必ずチェック!「原材料」と「アレルギー表示」

食品表示法に基づき、特定原材料7品目(えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生)と、特定原材料に準ずる21品目についてアレルギー表示が義務・推奨されています。

赤ちゃんの安全のためにも、必ず原材料アレルギー表示を確認する習慣をつけましょう。

さらに、「オーガニック」の表示や、こだわりの生産地が明記されているかなども、選ぶ際の安心材料になります。とくに無添加ベビーフードを探している場合は、表示をよく確認しましょう。

知っておくと安心「日本ベビーフード協議会」の存在

「日本ベビーフード協議会」という業界団体が、より安全・安心な製品づくりのために厳しい自主規格を設けています。こうした業界全体の取り組みがあることで、レトルトベビーフード安全性は高く保たれています。知っておくと、ベビーフードへの信頼感がさらに増すでしょう。

【月齢別】今日からできる!レトルトベビーフード活用アイデア

ここでは、レトルトベビーフードを上手に使う具体的な方法を月齢別にご紹介します。「離乳食 レトルト アレンジ」でバリエーションを増やしましょう!

離乳食初期(5〜6ヵ月頃):まずは「味に慣れる」練習から

この時期はまだ「食べること」に慣れていない赤ちゃんが多いので、まずはレトルトベビーフードの味や舌触りに慣れることから始めましょう。

慣れることといった点では、手作りの離乳食と同じです。

初期向けの製品は、なめらかでシンプルな味付けのものがほとんどです。少量から始め、赤ちゃんの様子を見ながら進めてくださいね。

離乳食中期(7〜8ヵ月頃):手作りと組み合わせて「アレンジ」を楽しむ

離乳食中期になると、食べられる食材や量が増えてきます。レトルトベビーフードをベースに、手作りの野菜ペーストゆでたうどんなどを加えてアレンジしてみましょう。

たとえば、野菜入りのレトルトをうどんのうえにかけたり、茹でて細かく刻んだ鶏ささみをプラスするだけで、栄養もボリュームもアップします。

離乳食後期(9〜11ヵ月頃):「プラス1品」で品数も栄養もアップ

離乳食後期は、さまざまな食材に触れさせてあげたい時期。

主食は手作りにし、あとプラス1品にレトルトベビーフードを活用すると便利です。たとえば、お粥にレトルトの魚や野菜のあんかけをかけるだけで、品数も栄養も簡単に増やすことができます。

離乳食完了期〜幼児食期(1歳〜3歳頃):大人の取り分けが難しい日の「お助けマン」に

1歳ごはんや幼児食期になると、大人の食事からの取り分けも増えてきますが、味付けや固さが合わない日もありますよね。そんな時にレトルトベビーフードは、まさに「お助けマン」です。

とくに、時間がなくて手が回らない日や、外出先での食事に大活躍します。

普段の食事に加えて、レトルトのミートソースを茹でたパスタにかけるなど、手軽に一品を充実させられます。

外出時、市販のベビーフードを使っているママは90%!

ママたちに行ったアンケートでは、
Q.おでかけのときに、離乳食は市販ものを使っていましたか?
の問いに、90%のママたちが「使っていた」と回答しています。

このデータからもわかるように、レトルトベビーフードは子育て中のママの強い味方。今や当たり前に取り入れられているものなんですね。

※一般社団法人「親育子育ラボ」が実施したbabyco会員176名へのアンケート(2024年6月実施)

罪悪感を払拭!ひと手間で愛情たっぷりアレンジレシピ5選

「レトルトだけだと手抜きに見えそう…」そんな心配も、ちょっとしたアレンジで解消できます。ここでは、ママの愛情が伝わる簡単アレンジレシピを5つご紹介します。

  1. 彩り野菜のせリゾット風: ホワイトソース系のレトルトに、茹でて細かく刻んだブロッコリーや人参を乗せるだけ。
  2. ふわふわ卵とじ丼: 鶏肉や野菜の和風レトルトを温め、溶き卵を回し入れて半熟になったらご飯に乗せる。
  3. とろーりチーズドリア: ミートソースや野菜のレトルトをご飯に乗せ、少量のチーズを乗せてレンジでチン!
  4. 豆乳まろやかスープ: 和風のレトルトにお湯で溶いた粉ミルクや豆乳を少し加える。野菜の甘みが増します。
  5. スティック野菜ディップ: 粘度のあるレトルト(例:かぼちゃやさつまいも)を温め、茹でたスティック野菜(人参、大根など)をディップして食べさせる。

みんなの疑問を解消!ベビーフードQ&A

Q. レトルトばかりだと栄養が偏りませんか?

  1. レトルトベビーフードは、赤ちゃんの成長に必要な栄養バランスが考慮されて開発されています。

厚生労働省の資料「ベビーフードを活用する際の留意点について」でも、「単品で用いる他に、手作りの離乳食と併用すると食品数、調理形態も豊かになる」と述べられているように、手作りと上手に組み合わせることで、より多様な栄養と食体験を赤ちゃんに体験させてあげられます。

また、市販のものを選ぶときには、料理名や原材料が偏らないように配慮することも大切です。
たとえば、穀類を主とした製品を使う場合には、野菜やたんばく質性食品の入ったおかずや、果物を添えるなどの工夫をしましょう。

旬の野菜を食べられるかたさにゆでてそえたり、果物をプラスするだけでも立派な献立になりますよ。

完璧を目指さなくても大丈夫です。大切なのは、ママがストレスなく、楽しく子育てをすることです。

Q. 開封後に残ってしまったら?

  1. 衛生管理の観点から、メーカーは開封後の食べきりを推奨しています。残ってしまった場合は、残念ですが破棄しましょう。また、唾液のついたスプーンを容器に戻さない、食べる分だけ別皿に取り分けるなど、基本的な衛生管理の注意点を守るようにしてください。

Q. 旅行や災害時にも役立ちますか?

  1. はい、大いに役立ちます!
    レトルトは常温保存ができ、調理不要なレトルトベビーフードは、旅行や帰省時はもちろん、非常時の備え(ローリングストック)にも最適です。万が一の災害時にも、赤ちゃんに必要な栄養を手軽に与えられるため、ぜひ備蓄しておきましょう。

賢い選択、それはレトルトベビーフードからうまれる「ゆとり」

レトルトベビーフードは、「手抜き」ではありません。
愛情を持って子育てをするための「賢い選択肢」の一つです。栄養面や安全性に配慮された製品が多く、ママの時間と心の余裕を生み出し、子どもの食の世界を広げるサポートをしてくれます。

離乳食を手作りする際の参考にすることもできます。
「手作りだと食べてくれないのに、ベビーフードはよく食べてくれるな」と感じたら、ベビーフードの食材の大きさ、固さ、とろみ、味付けなどを、離乳食を手づくりする際の参考にしてみるのもいいでしょう。

「ベビーフードばかり」という罪悪感は捨てて、便利なものを上手に頼って、ママ自身が笑顔でいる時間を大切にしてくださいね。それが、きっと一番の愛情表現になりますよ。

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