マネー
保育園の送り迎え、公園遊び、スーパーでの買い物…毎日子育てに奮闘するママ&パパにとって、移動は大きな悩みの種ではないでしょうか?
「坂道が多いとヘトヘト…」
「子どもを乗せて荷物も持つと、ふらついちゃう…」
そんな時、「電動アシスト自転車があったら、どんなにラクになるだろう」
そう思ったことはありませんか?
その快適さは多くのママパパが知るところですが、購入をためらう一番のネックは、やはりその高額な価格かもしれません。
実は、そんなあなたをサポートしてくれる「助成金制度」があるんです。助成金を活用すれば、憧れの電動アシスト自転車をずっとお得に手に入れられます。
この記事では、電動アシスト自転車の助成金の基本から、賢い活用ステップ、そして子育てにぴったりの選び方まで、あなたの毎日が激変するヒントをたっぷりお届けします!
知っておきたい!電動アシスト自転車と「電動自転車」の違い

「電動アシスト自転車」と「電動自転車」は、なんとなく同じものだと思っていませんか? 実は、この2つには大きな違いがあるんです。
- 電動アシスト自転車: ペダルを漕ぐ力を電気の力で「アシスト」してくれる自転車です。自転車を漕ぐ労力を軽減してくれるので、坂道や荷物が多い時でもスイスイ進めます。日本の法律でアシスト比率が定められており、自転車として扱われます。
- 電動自転車(フル電動自転車): ペダルを漕がなくてもモーターの力だけで進むことができる車両です。これは法律上、自転車ではなく「原動機付自転車」や「自動二輪車」に分類され、運転には免許やナンバープレートが必要になります。
子どもを乗せる場合は、安全基準を満たした「電動アシスト自転車」を選ぶのが大前提です。道路交通法上の違いを理解し、安全な乗り物を選びましょう。
ママ&パパ必見!電動アシスト自転車助成金制度の基本のキ

電動アシスト自転車の購入費用を補助してくれる助成金制度。
この助成金は、国ではなく「地方自治体」が主体となって提供しています。つまり、あなたがお住まいの市町村が独自の制度を設けている可能性があるんです。
なぜ自治体が助成金を出すのでしょうか?
その目的は主に以下の3つが挙げられます。
- 子育て支援: 子どもの送迎負担を軽減し、子育て世帯の外出をサポートするため。
- 交通安全の推進: 安全基準を満たした自転車の普及を促し、交通事故の減少につなげるため。
- 環境への配慮: 車の利用を減らし、環境に優しい移動手段の利用を推奨するため。
助成の対象となるアイテムは、主に電動アシスト自転車本体です。
特に幼児2人同乗用自転車は、多くの自治体で助成の対象となっています。また、子ども用ヘルメットなど、安全用品の購入費用も補助対象になるケースもあるので要チェックです。
一般的な申請条件としては、以下のようなものがあります。
- お住まいの自治体に住民票があること
- 自治体内の店舗で自転車を購入すること
- 納税状況が良好であること
- 購入する自転車が新品で、防犯登録済みであること
- 指定された安全基準を満たしていること
自治体によって細かな条件は異なるため、まずは基本を押さえて、次に進みましょう。
助成金額はいくら? おおよその目安と確認のコツ
「助成金ってどれくらいの金額がもらえるの?」
これは誰もが一番気になるポイントですよね。
自治体によって本当にさまざまで、一概に「〇〇円です!」とは言えませんが、おおよその傾向と、ご自身の自治体でいくらもらえるかを確認するコツをお伝えしますね。
助成金額のパターンと目安
多くの自治体では、助成金は以下のいずれかのパターンで支給されています。
- 購入費用の「〇〇%」:例えば「購入金額の3分の1」「購入金額の20%」といった割合で計算されます。
- 「上限〇〇円」の設定:上記の割合で計算した金額に、例えば「上限3万円」「上限5万円」といった上限額が設けられていることが多いです。
- 「一律〇〇円」の定額支給:割合ではなく、「一律2万円」のように、決まった金額が支給されるケースもあります。
実際に助成金を出している自治体の例を見ると、数千円から、多いところでは5万円程度が上限となっているケースが見受けられます。子育て支援に力を入れている自治体ほど、手厚い助成を設定している傾向があるようです。
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助成金を活用する具体的なステップと注意点

いざ助成金を利用しようと思っても、「何から始めればいいの?」と迷ってしまうかもしれませんね。ここでは、助成金を活用するための具体的なステップと、ママ&パパが特に注意すべきポイントをご紹介します。
Step1:居住地域の自治体情報を確認!
まずは、あなたがお住まいの自治体(市役所・区役所の担当部署、または公式ウェブサイト)で、電動アシスト自転車の助成金制度があるかどうかを確認しましょう。
まずはインターネット検索で
[市区町村名] 電動アシスト自転車 助成金
などの検索をしてみるといいでしょう。
制度の有無、対象者、助成額、申請期間、必要書類などをじっくり確認してください。制度によっては、予算の上限が決まっていて、年度の途中で締め切られることもあります。
Step2:必要な書類は事前にチェック!
自治体のウェブサイトなどで必要書類のリストを確認し、事前に準備しておきましょう。
申請時には
・住民票
・購入した自転車の領収書
・品質保証書
・防犯登録票
などが一般的に求められます。
特に領収書や防犯登録表など、購入の証明として必要な書類は、購入後にあわてないようにあらかじめ確認しておきしましょう。
自治体の指定する条件によっては、購入先をどこにするかにも影響する可能性があるので、事前リサーチは欠かせません。
Step3:助成金対象の自転車を購入
助成をうけるには、自治体の指定する条件(例:対象店舗、購入期間など)を満たした自転車を購入する必要があります。
購入後は、盗難防止のためにも必ず防犯登録をすませましょう。防犯登録票は助成金申請に必要になるケースが多いですよ。
Step4:自治体への申請手続きをスムーズにするには?
一般的な申請方法は、必要書類を揃え、期限内に自治体の窓口へ提出するか、郵送します。
不明な点があれば、遠慮なく自治体の担当部署に問い合わせましょう。電話対応をしてくれる自治体も少なくありませんよ。
ママ&パパが特に注意すべき点
各自治体では、年度ごとに予算が設けられています。年度予算は、4月スタートとなるので、遅くなればなるほど予算を消化しています。
このことを前提に、以下の3つの注意点を配慮しながら行動してくださいね。
【注意1】助成金には予算や申請期間に限りがあることが多いので、早めに行動しましょう。時期を逃すと年度の途中でも打ち切りになる場合もあります。
【注意2】申請前に必ず自治体の公式ウェブサイトで最新情報を確認してください。制度が変更になることもあります。
【注意3】購入後に申請が必要な場合と、購入前に申請(事前申請)が必要な場合があります。手続きの順番を間違えると助成金が受け取れない可能性もあるので、必ず確認しましょう。
未就学児を乗せるならこだわりたい! 電動アシスト自転車選びのポイント
せっかく助成金を活用して電動アシスト自転車を手に入れるなら、子育て中の移動が本当に快適になる一台を選びたいですよね。
未就学児など、小さなお子さんと乗るからこそ、こだわってほしいポイントをご紹介します。
何よりも安全性最優先!
- 重心が低く、安定性の高いモデル:子どもを乗せ降ろしする時や、信号待ちで停止する際にふらつきにくい、重心の低いモデルが理想です。駐輪時のぐらつきが少ない、しっかりとした両立スタンドを備えているかも確認しましょう。
- チャイルドシートの安全性:国の安全基準(SGマークなど)を満たしているか、しっかりした作りか、ベルトの固定はしやすいか、ヘッドレストは調節できるかなどを確認してください。
バッテリー性能と走行距離、パワーをチェック
毎日使うからこそ、充電の手間を減らすために長距離走行が可能な大容量バッテリーを選べるといいですね。
保育園・幼稚園の送迎+習い事+買い物の往復など、一日の走行距離を想定して選びましょう。
また、モーターのパワーとアシスト力も要チェックです。
お住まいの地域に坂道が多いなら、パワフルなアシスト力が必須です。子どもや荷物が多い時も、ぐんぐん進んでくれるタイプを選べば、ストレスなく移動できます。
できるかぎり試乗を!
カタログや写真で見るだけでなく、できるかぎり実店舗で試乗しましょう。
可能であればお子さんを乗せて試乗できるとベストです。実際に子どもを乗せた時の重心、乗り心地、押し歩きのしやすさ、駐輪時の安定性を確認してください。
試乗の際は、カゴの容量やライトの明るさなどもチェックしてみましょう。保育園・幼稚園や習い事の送迎など、夕方や暗い道でも安心できる自転車を選んでくださいね。
電動アシスト自転車で、もっと楽ちん、もっと自由に!

電動アシスト自転車の助成金制度は、子育て中のママ&パパにとって、まさに「救世主」とも言える制度です。
この助成金を上手に活用すれば、初期費用を抑えつつ、日々の移動の負担を大きく軽減できます。
電動アシスト自転車があることで、行動範囲が広がり、今まで行けなかった遠くの公園や、ちょっと離れたスーパーへの買い物も気軽に楽しめるようになります。坂道や重い荷物に悩まされることなく、お子さんとの外出がもっと楽しく、快適になるでしょう。
安全で快適な電動アシスト自転車があることで、子育てライフがより豊かに、そして笑顔溢れる毎日になるはずです。
さあ、あなたも電動アシスト自転車で、新しい子育てライフをスタートしませんか?