赤ちゃん・子育て
「トットット」編集部Kママです。
赤ちゃんって、見ているだけで本当に癒やされますよね。
一方で、「なんでこうなるの?」「どうしてこんな行動をするんだろう?」と不思議に思うことも多いはず。
そこで、0歳と1歳の赤ちゃんの体と心にフォーカスしながら、ママパパからよくある質問におこたえしていきます。
赤ちゃんの成長や発達のしくみを知ると、毎日の子育てがちょっとラクに、そしてもっとわくわくする時間に変わるかも……! ぜひ参考にしてみてくださいね。
赤ちゃんの体と心の発達ってどうなってるの?
赤ちゃんの発達には「からだ(脳)とこころ」が密接にリンクしています。
たとえば、動きが活発になると「もっと知りたい!」という好奇心がさらに育ち、やがて言葉が出始めると「伝えたい!」という欲求が芽生えます。
こうした驚きのサイクルを知るだけで、「あ、今はこういう時期なんだ!」と受けとめやすくなりますよ。
【0歳 赤ちゃんの成長】月齢別の特徴&Q&A

ここでは、0歳の赤ちゃんを「ねんねの頃(0〜1か月)」「生後1〜3か月」「生後4〜6か月」「生後7〜9か月」「生後10〜12か月」の5つに分けて、その時期ならではの「発達ポイント」と「ママパパの疑問」をQ&Aでご紹介します。
「うちの子、これって普通?」「こんなときどうしたらいいの?」を、一緒に見ていきましょう。
【ねんね期スタート】生後0〜1か月ごろの驚きの変化
【この時期の成長ポイント】
● 原始反射(モロー反射や口唇探索反射など)が活発
● ほとんどの時間を寝ているけど、泣き声は意外と大きくてパワフル
● 視力はまだぼんやりで、30cmほどが見えやすい距離

【 ママパパが気になっていることQ&A 】
Q 原始反射ってなあに?
A 赤ちゃんが生まれつき持っている反射行動のことです。
例えば、大きな音にビクッとして手足を広げる「モロー反射」や、ほっぺに触れるとチュパチュパ動かす「口唇探索反射(こうしんたんさくはんしゃ)」が代表的です。新生児期には当たり前にみられる動きなので、あまり気にしなくて大丈夫です。
Q 蒙古斑(もうこはん)はホントに消えるの?
A お尻や背中にある青っぽいあざのようなものが蒙古斑です。
東アジア系の赤ちゃんに多くみられるもので、痛みやかゆみはなし。小学校に入る頃には薄くなったり、消えたりすることがほとんどです。
Q 肌の色が思っていたのと違う…大丈夫?
A 赤ちゃんの肌の色は、遺伝や新生児黄疸、環境などで個人差があります。
生まれて間もない赤ちゃんの肌は黄みがかったり、赤っぽかったり、少し青白かったり見えることもあります。多くの場合、成長とともに落ち着いていくので、変に気にしすぎなくてもOK。発疹やかゆみを伴うようであれば、小児科や皮膚科に相談してください。
Q 首がすわっていないってどういうこと?
A 「首がすわる」とは、赤ちゃんが自分で首をある程度支えられるようになる状態です。
「首がすわる」とは、自分で頭をある程度支えられるようになる状態のことです。
新生児の頃は支えてあげないと首がぐらぐらしていますが、3〜4か月頃になると、うつ伏せにしたときに頭を持ち上げられたり、縦抱きにしても首が安定してきたりします。赤ちゃんによって時期に幅があるので、「周りの子と比べて遅いかも…」と焦らなくても大丈夫です。
Q 上向き寝で絶壁頭になるってホント?
A 赤ちゃんの頭はやわらかく、上向きで寝かせ続けると後頭部が平らになりがちです。
赤ちゃんの頭は柔らかいため、同じ向きで寝かせ続けると後頭部が平らになりがちです。でも、寝返りや髪の毛の成長などであまり目立たなくなりますよ。
Q びっくりするくらいよく泣くんだけど、ふつう?
A 泣くのは、新生児の主なコミュニケーション手段です。
お腹が空いた、おむつが濡れた、暑い、寒い…色んなサインを泣いて知らせています。泣いているときこそ、抱っこや授乳で「大丈夫だよ」と安心させてあげてくださいね。

【首すわり&昼夜逆転に注目】生後1〜3か月ごろ
【成長のポイント】
● 首のすわりが少しずつ安定してくる
● あやすと笑顔を返してくれる(社会的微笑)
● 昼夜の区別がつき始める子も

【 ママパパが気になっていることQ&A 】
Q ほかの子より大きい・小さい……何が原因?
A 赤ちゃんの体格は、遺伝や出生体重、栄養状態、成長ペースなどに左右されます。
母子手帳の成長曲線を基準にして、極端に外れていなければ心配いりません。健診などで相談しながら、「うちの子のペースなんだな」とゆったり見守るのがおすすめです。
Q 夜中の授乳が大変…昼夜逆転してるかも?
A 生後すぐは仕方ないです。
昼間はカーテンを開けて明るく、夜は照明を少し落とすなど生活リズムにメリハリをつけてみると、だんだん夜にまとまって寝るようになります。焦らず少しずつ進めましょう。
Q パパが抱っこしても泣き止まないんだけど……
A ママのお腹の中の記憶や、授乳を通して慣れ親しんだ匂いなどがあるため、最初はママを求めてしまうのは自然なことです。
パパはちょっとさみしいかもしれませんが、スキンシップの回数を増やすうちに赤ちゃんもパパの存在に安心を覚えていきますよ!
【寝返り&離乳食】生後4〜6か月ごろはこう変わる!
【成長のポイント】
● 寝返りをし始める
● 視野が広がり、目で追うだけでなく、手足をバタバタさせて表現する
● 離乳食をスタートする子も(生後5〜6か月頃が目安)
● 「あー」「うー」といった喃語(なんご)も増える

【 ママパパが気になっていることQ&A 】
Q 寝返りをくり返して、うつ伏せで寝ちゃう…大丈夫?
A 寝返りできるようになると、赤ちゃんの世界は一気に変わります。
うつ伏せで寝てしまうときは窒息の危険がないように、こまめに様子を見てあげてくださいね。
Q 吐き戻しが多いのはなんで?
A 赤ちゃんの胃は大人と比べて逆流しやすい構造になっています。
授乳後にしばらく縦抱きにして背中をさすってあげると、吐き戻しが減ることがあります。また、一度の量を調整してこまめに授乳してみるのも手。発熱や下痢を伴うようなら、早めに受診してみてください。
Q 離乳食を始めてもまったく食べない…心配です。
A この頃の離乳食は、食感やスプーンの感覚に慣れることが目的です。
最初は食べなくても当たり前くらいの気持ちでOK。赤ちゃんのペースに合わせながら、「今日はちょっと口に入った!」と小さな進歩をよろこびましょう。

【おすわり&人見知り】生後7〜9か月ごろの好奇心爆発
【成長のポイント】
● おすわりが安定して、はいはいを始める子も
● つかみ食べをしたがるなど、手先が器用になってくる
● 気になるものを見つけると、それを目指して自分から動こうとする
● 人見知りや後追いが始まる

【 ママパパが気になっていることQ&A 】
Q 人見知りが激しくて、おじいちゃんおばあちゃんに預けるのが難しい……
A 人見知りは、赤ちゃんが「特定の人(ママやパパ)」を強く認識している証拠でもあります。
無理に抱っこさせようとせず、少しずつ時間をかけて人や環境に慣れさせてあげるといいですよ。
Q 後追いがすごくて、家事がまったくできません!
A 後追いは、「ママ・パパがいなくなるのが怖い、さみしい」という気持ちの現れです。
ときには泣き声を聞きながらササッと家事を済ませるしかないこともあります。抱っこひもを活用したり、安全なスペースに赤ちゃんを置いて声をかけながらやってみてください。
Q はいはいが速くなって、追いつけないことがあります。
A 気になるものを見つけると、自分から動いてさわろうとするなど、意思が見え始めます。
危険でないものなら、なにを見たいのか、なににさわりたいのかを見守ることも必要です。お子さんによっては、希望が叶えられないとストレスを感じてしまうこともあります。

【つかまり立ち&伝い歩き】生後10〜12か月、ますますパワフルに!
【成長のポイント】
● つかまり立ちや伝い歩きができるようになる
● 表情が豊かになり、笑う・怒る・泣くなど喜怒哀楽がはっきり
● 簡単な言葉を発する子が出てくる(「マンマ」「バイバイ」など)

【ママパパが気になっていることQ&A 】
Q 赤ちゃんのガニ股って治るの?
A 赤ちゃんの股関節は柔らかく、骨格自体もまだ発達途中のため、足が外側に開き気味になって「ガニ股っぽい」姿になることがあります。
でも、ほとんどの場合は成長とともに自然に足がまっすぐになっていくので、あまり気にしすぎないで大丈夫です。
もしも左右差が大きかったり、痛みを伴う様子があったりする場合は、小児科や整形外科で相談してみると安心です。足の発達には個人差があるので、赤ちゃんの様子を見ながら、焦らずゆったり見守ってあげてくださいね。
Q 何度も転んで頭を打たないか心配……
A 立ち上がりや伝い歩きを始めたころは、バランスがまだ不安定なので、転倒はつきものです。
家具の角にクッションを貼ったり、マットを敷いたりして安全対策をしましょう。
Q 泣くときの声が色々あって何を求めてるのかわからない……
A 赤ちゃんの泣き声が多彩になるのは、感情表現が豊かになってきている証拠です。
「お腹が空いた泣き方」「眠いときの泣き方」「抱っこしてほしい泣き方」など、少しずつ違いを感じ始めると、ママパパもやりとりがスムーズになっていくかもしれません。
【1歳 赤ちゃんから幼児へ向かう発達】1歳前後の赤ちゃんQ&A

1歳になると、さらに活動的になったり、自己主張が出てきたりと「育児が一段とにぎやかになる」時期です。ここでは、「1歳0〜6か月」「1歳6〜12か月」に分けて、それぞれどんな変化があるのか見てみましょう。
【一人歩き&自我の芽生え】1歳〜1歳6か月ごろ
【成長のポイント】
● 一人歩きを始める子が増える(ただし大きな個人差あり)
● 好奇心が爆発し、家の中のさまざまなものを探検したがる
● 「まんま」「わんわん」など簡単な言葉が増える
● 自我が芽生えて、嫌なものは全力で拒否!という子もいる

【 ママパパが気になっていることQ&A 】
Q うちの子はまだ歩かない…遅いんじゃないかと不安。
A 一人歩きの時期は10か月で始まる子もいれば、1歳半くらいまで歩かない子もいます。
赤ちゃんそれぞれのペースがあるので、「そろそろかな?」くらいの気持ちで見守って大丈夫。医師から特に問題ないと言われていれば焦らなくてOKです。
Q 好き嫌いが激しくて、野菜を食べてくれません……ほかの子もそうなの?
A 1歳を過ぎると味覚がさらに敏感になり、苦手な味や食感に反応しやすくなります。
1歳前後になると味覚が発達し、苦味や食感を嫌がる子も増えてきますので、野菜をなかなか食べてくれない赤ちゃん、実は少なくありません。
スープやソースに混ぜ込む、形を変えてみるなど、工夫してみましょう。大事なのは、無理強いしないことです。今食べなくても、後になってパクパク食べ始めることもあります。
【イヤイヤ期の入り口】1歳6か月〜2歳ごろ
【成長のポイント】
● 走り回ったり、段差を乗り越えたり、行動範囲がグンと拡大
● 大人の言うことを少し理解して、お手伝いをしてくれる子も
● 「イヤイヤ期」の入り口にさしかかる子も
● おむつはずしを始める頃

【 ママパパが気になっていることQ&A 】
Q 危ないことばっかりして目が離せません。しかるタイミングは?
A この時期の赤ちゃんは好奇心旺盛! 見たり触ったりして「どうなるんだろう?」と実験中なんです。
危険な行動をしたときは、わかりやすく短い言葉で「ダメ!」と伝え、原因を取り除くなど、環境を整えていくことが大切です。
Q パパやママの顔色を見ながら行動しているように見える……?
A 1歳後半になると、「これをやったら喜んでくれる」「怒られる」という相手の反応を少しずつ学び始めます。
いたずらっぽくニヤッとしたり、ちょっといたずらして反応を試しているような行動も増えるかもしれません。でも、それも成長の証。上手にほめたり、注意したりしながらコミュニケーションを深めていきましょう。
Q トイレトレーニングをはじめる目安やコツ、いつまでにおむつは外れたらいいいの?
A 年齢だけで決めず、わが子の「できそう!」のサインに合わせて始めましょう。
1歳半〜2歳ごろは、トイレに興味を持ち始める子もいますが、まだおむつが外れなくてもまったく問題ありません。次のような様子がいくつか見られたら、少しずつ始める目安です。
● おむつが1〜2時間ぬれないことがある
● おしっこやうんちが出たことを、言葉やしぐさで伝える
● 自分で歩いて、便座やおまるに座れる
● 簡単な言葉のやり取りができる
● トイレや大人のまねに興味を示す
一般的には、1歳半〜3歳ごろに準備が整い始めますが、発達には大きな個人差があります。
「何歳までにはずれるのがいいの?」
「◯歳までに」という決まりはありません。昼間のおむつが外れるのは2〜4歳ごろが多く、夜のおむつはずしは、さらに時間がかかることがあります。まわりの子と比べず、わが子のペースで進めましょう! お子さんのストレスになるようなしかり方はしないようにしてくださいね。どうやって知らせたらいいのか、トイレでの用の足し方をていねいに教えましょう!

【パパ育児の大疑問】赤ちゃんが泣いたらママじゃないとダメ?

● 赤ちゃんが泣いたら、ママじゃないとダメかな?
● パパが頑張って抱っこしても泣き止まない……嫌われている?
こんなシーン、よくありますよね。
赤ちゃんは、出産前からずっと一体感を感じていたママに対し、強い安心感や信頼感を抱きやすいんです。パパとしてはちょっと寂しい気持ちになるかもしれませんが、逆に言えば「パパもくり返し関わることで、ママと同じくらい安心できる存在になれる」ということです。
【父性はじわじわ育つ】最初は「かわいい」と思えなくてもOK
ほかに、こんなクエスチョンも。
● 生後1週間の息子。あまりかわいいと思えないけど、父性はいつ芽生えるの?
じつは、パパみんなが最初から「父性ムンムン!」「わが子を目に入れても痛くないかわいさ」というわけではありません。
赤ちゃんとの触れ合いを積み重ねる中で、「かわいい」「守りたい」「大事にしたい」という気持ちが育っていくことが多いんです。
【パパへ贈る3つのヒント】とにかく触れる&声をかけよう
- スキンシップを増やす
短時間でも抱っこ・おむつ替え・お風呂などで赤ちゃんに触れる - やさしい声かけ&笑顔
「パパだよ〜」「いい子だね」と、明るいトーンで話しかける - ママをサポートして家族の雰囲気UP
パパが家事や育児に協力してくれると、ママに余裕が生まれ、赤ちゃんも安心

【まとめ】
赤ちゃんの成長の“段階”や“理由”を知って、育児をもっと楽しもう!
“理由”や“しくみ”を知っているだけで、「大丈夫、こういうものなんだ」「絶賛成長中」と落ち着いて対処できるようになって、子育ての大変さも少しやわらぐかもしれません。
大変なこともたくさんあるけれど、その分かわいい瞬間や喜びもいっぱい! 驚くほどのスピードで成長する赤ちゃんの姿を、ぜひ楽しみながら見守ってあげてください。
◯監修:帝京平成大学 坂田清美
ヒューマンケア学部 看護学科 準教授
助産師・看護師・小児科サポート
◯参考文献・引用先
babyco公式サイト
https://babyco.co.jp/karadanohimitsu_karada/
鈴乃木こどもクリニック
https://suzunokikodomo.com/akakokoro2.html
レタスクラブネット
https://www.lettuceclub.net/news/article/1185652/
BabyCo公式サイト(手足に関する発達)
https://babyco.co.jp/karadanohimitsu_teashi/
Gaigo出版社「赤ちゃんの世界」関連
https://www.gaigo.co.jp/dvd/MP-1911_babies_their_wonderful_world.html