赤ちゃん・子育て

こんにちは、編集部Kです。
「そろそろ自然や生き物とふれ合う体験をさせてみたいな」と思い始める時期、ありますよね。今回は、赤ちゃんにとっての“はじめての自然体験”の場として、水族館に注目してみました。
「何ヶ月・何歳から行けるの?」「どんなメリットがあるの?」といったママパパからの疑問にお応えしながら、水族館デビューを楽しく、親子でリラックスできるコツをたっぷりご紹介します。
五感を刺激! 赤ちゃんの好奇心を育む水族館の見どころ!
はじめての水族館は、赤ちゃんにとっては見るものすべてが新鮮で不思議な世界。水族館はただ楽しむだけでなく、赤ちゃんの「見る・聞く・触れる・感じる」といった五感をやさしく刺激してくれる、成長にうれしい場所でもあるんです。
ここでは、赤ちゃんが水族館で体験できる五感別のおすすめポイントをご紹介します。パパやママも一緒に、赤ちゃんの“はじめての反応”を楽しんでみてくださいね。
視覚
・色とりどりの魚やクラゲ
カラフルな魚やライトアップされたクラゲの水槽は、赤ちゃんの視覚に強い刺激を与えます。
ゆらゆらと漂うクラゲは、大人が見ても癒し効果バツグンです。
聴覚
・水の流れる音や魚のはねる音
水槽によっては水が流れ落ちる音が聞こえたり、イルカショーで水しぶきの音が響いたり。
こうした“自然の音”は赤ちゃんを落ち着かせる効果もあるとされています。
触覚
・ふれあいコーナー(タッチプールなど)
一部の水族館では、磯や川辺の生き物、ヒトデやナマコに直接ふれられるコーナーがあります。
ぬるぬる、ざらざらといった感触は、赤ちゃんの触覚を刺激し、好奇心をくすぐります。
※月齢や安全面を考慮しながら、無理のない範囲で体験させましょう。
嗅覚・味覚
・海の香りや施設内の空気感
海の近くの水族館や、イワシの大群が泳ぐ水槽などは、少し“潮の香り”を感じられることも。
赤ちゃんにとっては新鮮な匂いの体験です。
赤ちゃんを水族館に連れて行くのは何ヶ月・何歳から?
水族館デビューは、赤ちゃんが動くものに反応したり、いろいろな音やにおいなどに慣れてきた頃、一般的には生後6ヶ月~1歳頃からが目安と言われています。もちろん、月齢が低いときに行ってはいけないわけではありません。
ただ、長時間の外出や多くの人の往来は、赤ちゃんにとって負担となる場合もありますので、ママやパパ自身が体力的にも気持ち的にも余裕があるタイミングを選ぶのがベストです。
【0~1歳頃】 見る刺激がいっぱいの水族館
音や光、色の刺激が豊富な水族館は、赤ちゃんの興味を引きやすい環境です。カラフルな魚やライトアップされた水槽を見つめるだけでも、赤ちゃんにとっては大きな発見がいっぱいです。
【1~3歳頃】指さしとかわいい言葉があふれてくる
赤ちゃんが少しずつ歩くようになったら、赤ちゃん自身で好きな水槽に近づいて行ったり、魚の動きを追いかけたりと、よりアクティブに楽しめるでしょう。
指さしやおしゃべりが増え、「あ!」「いた〜」「こっち、あっち」「おさかな!」などの言葉が出てきたら、親子のコミュニケーションの幅もぐっと広がります。赤ちゃんの言葉にママパパがちゃんと返すと、赤ちゃんはさらに嬉しくなります。
【4~5歳頃】見て・感じて・考えて楽しむ!
4~5歳は、「見る」「まねする」「話す」「感じる」「考える」ことで理解が深まる年齢です。水族館はこの頃のお子さんにとって「知見」を広げる素敵な場所になります。
・イルカやペンギンの動きをまねしてみよう!
ジャンプ、泳ぎ方、歩き方などをマネっこすると体も使って楽しめます。
・「どっちがすき?」
サメとエイ、クラゲとタコ…「どっちが好き?」と比べっこして話すと、自分の興味や好みを見つけやすくなります。
・ストーリーをつけてみる
「このおさかな、どこに住んでるのかな?」「朝ごはん、何食べたと思う?」
など、ちょっとした“ごっこ遊び”感覚で親子で話すと、観察がぐんと楽しくなります。
・「探検ミッション」風に楽しむ
たとえば、事前に「〇〇を探そう!」というミッションを決めておくと、子どもも本気で楽しみます。例)「クラゲを見つけよう!」「青い魚を3匹さがしてみよう!」
赤ちゃんと一緒でも快適リラックス! 水族館で困らない・疲れないための3つの準備
屋内施設の水族館なら、天候にも左右されにくいので小さなお子さんと一緒に遊びに行くときにも安心です。春に訪れるなら、繁殖シーズンを迎える生きものも多い時期。水族館の公式サイトなどで、ベビー誕生のニュースを調べてみましょう。
小さな生き物のかわいい姿を見ることができたら、お子さんだけでなく大人にも癒しになります。
時間帯&滞在時間を大体決めておこう
それでは、赤ちゃんと一緒に水族館を快適に楽しむための【おすすめの時間帯】や【無理のない滞在時間】の目安をご紹介します。
赤ちゃんには眠るタイミングやぐずりやすい時間帯など、それぞれのリズムがあります。そんな赤ちゃんのペースに合わせて、ゆったりとスケジュールを組むことが、水族館を楽しむいちばんのポイントです。
おすすめの時間帯
- 午前中~お昼前
一般的に来館者が比較的少なく、混雑を避けられるので周囲への気遣いも減って安心です。
また、午前中のほうが赤ちゃんの機嫌がよい場合が多いため、スムーズに見学できます。 - 平日を選べる場合はより混雑が少なく、快適に楽しめます。
赤ちゃんも大人も疲れない滞在時間
- 2~3時間程度が目安
赤ちゃんの体力や機嫌に合わせて、こまめに休憩を取りながら回りましょう。長くても3時間ほどで切り上げると、赤ちゃんも大人も疲れすぎずに楽しい思い出を残せます。
スペシャルイベントの確認
水族館には、ただ“見る”だけでなく、“感じる・ふれあう・驚く”体験ができるショーやふれあいエリア、季節限定のスペシャルイベントも充実しています。
音や動きに反応して目をキラキラさせる赤ちゃんの姿に、パパママも思わず笑顔になりますよ。
イルカショーや光のショーの時間を中心に回る時間を決める
イルカなどのショーや色鮮やかなイベントは、赤ちゃんにも刺激的です。ショーの時間を中心に水族館を回るといいでしょう。
ショーの場所へ30分以上前に行き席をとる場合は、赤ちゃんが飽きないように、ぬいぐるみや絵本などで楽しむといいですよ。
月齢が低い場合、大きな音に驚くお子さんも多いのでスピーカーなどの近くの席には座らないようにしましょう。
生き物と直接ふれあう体験は親子一緒に
磯や川辺の生き物たちとふれあえるエリアは、赤ちゃんの五感を刺激する楽しい体験です。こちらも人気なので空いている様子を確認しながら行ってみましょう。
赤ちゃんひとりで触ったりすることのないように、十分注意をしてください。生き物に触れた後は、親子ともにしっかり消毒しましょう。
食事も休憩もゆったりと。赤ちゃん連れのための9つの準備リスト
水族館によっては、離乳食の持ち込みOKなレストランやカフェ、休憩所を設けているところもあります。出発前に公式サイトで以下のポイントを事前に確認しておくと、より快適に過ごせますよ。
【ランチや休憩をリラックスタイムにするチェックリスト】
- ベビーカーでそのまま入店できるか
- 座席の間隔が広めで移動しやすいか
- 離乳食の持ち込みが可能か
- 子ども用の食器やイスが用意されているか
- キッズスペースやプレイコーナーが併設されているか
- レストランの近くにトイレや授乳室があるか
- 屋根付きのテラス席があるか(気分転換にも◎)
- 飲食OKのベンチやエリアを事前チェックしておく(お弁当持参もできる)
- 水族館の外に赤ちゃん連れOKのレストランを数件探しておく
特にお昼時のストランは混み合うので、11時前後の早めランチがおすすめです。
また、混雑を避けたい場合は、ベンチで簡単に食べられる軽食を持参するといいでしょう。おにぎりやパンなど、手軽にサッと食べられるものを用意しておくと、赤ちゃんのペースに合わせて柔軟に動けます。
赤ちゃんとのおでかけは、完ぺきを目指すより「無理しない」「こまめに休む」がいちばん。ちょっとした工夫で、ランチや休憩の時間も、親子にとって心地よい時間になりますよ。
水族館に持っていくと絶対に良い!困らないグッズ
赤ちゃんとのおでかけは、ちょっとしたことで思いがけないトラブルが起きることもあります。でも、事前に準備しておけば安心です。
ここでは、実際にママやパパたちが「持ってきて本当によかった!」と感じた便利なグッズをご紹介します。
暗がり&音対策に「ベビー用イヤーマフ or 小さめブランケット」
水族館の一部エリアは照明が暗くて怖がる子や、ショーの音にびっくりして泣いてしまう子もいます。そんなときに、イヤーマフで音を和らげたり、ブランケットで視界をちょっとカバーしてあげるだけで安心するケースもあります。夏場は薄手のバスタオルでもいいですね。
「静かなおやつ」「噛む系おしゃぶり」
館内は静かなので、カサカサ音がしにくい個包装のおやつや、噛んで落ち着けるグッズがおすすめです。フリーズドライの果物・コーンスティック・おしゃぶり昆布(1歳以降)などは静かに食べられて、ぐずり対策にも活躍しますよ。
「 吸盤付きおもちゃ(ベビーカーに取り付け可能)」
展示に集中している時など、ベビーカーで静かにしててほしい時の救世主! 落ちない&なくさない&赤ちゃんも楽しい。吸盤式のおもちゃやハンドル型おもちゃが特におすすめ。
「除菌ウェットティッシュ」「防水おむつ替えシート」
おむつ台が混んでいたり、衛生面が気になる場所でもサッと対応できるウエットティッシュは必需品です。おしりふきだけじゃなく、厚手の除菌シートと敷いて使える防水シートがあれば安心ですね。
「ミニ保冷バッグ」「冷えすぎない飲みもの or 冷却ジェル」
館内は涼しいことが多いけど、移動中は暑い!とくに真夏は冷たい麦茶や冷却ジェルでクールダウンしましょう。ただし、赤ちゃんに冷えすぎる飲み物はNGなので、“ちょっと冷たい”常温+αがベストです。
寒さ&水しぶき対策に「ポンチョ型のレインカバー」
イルカショーや噴水近くの席で「水しぶき…!」というときに役立のがこれです。普通のタオルより着せられるポンチョ型が便利ですし、寒いときの防寒にも活躍します。
「お気に入りのぬいぐるみ or ハンドタオル」
見慣れない空間で緊張してしまう子には“いつものもの”が安心材料になります。お気に入りのにおいや感触があると、赤ちゃんの気持ちも落ち着きやすいです。
ママパパ体験「これ助かったグッズ」
音と暗さでギャン泣きしたけど、ベビーカーのひざ掛けで顔を隠したら落ち着いた(11ヵ月男の子のママ)
離乳食OKの場所が少なくて…静かに食べられるおやつが本当に役立った!(2歳7ヵ月男の子のママ)
吸盤付きのおもちゃ、ほんと最強! 行列のときもグズらず待てた(9ヵ月男の子のパパ)
ショーのとき、水しぶきでびっくりして泣きそうになったのでレインポンチョは助かった! 大人の分も持っていくといいかも(2歳4ヵ月女の子のパパ)
「ハンドタオルは、よだれかけにもなって助かった〜 でかけるときは3枚は持って行きます」(12ヵ月の女の子のママ)
お土産選びのヒント
- ぬいぐるみや絵本、シール
まだ小さい赤ちゃんでも、やわらかなぬいぐるみや動物の写真が載った絵本なら安心して遊べます。シールなら貼ってはがして楽しむことで指先のトレーニングにも。 - 触感を楽しめるグッズ
ふわふわのイルカぬいぐるみや、ザラザラした表面の貝殻キーホルダーなど、見た目と触り心地がリンクするものは、感覚遊びにもぴったりです。
水族館は“はじめてのエデュテイメント”にぴったり
水族館は家族みんなが楽しめるおでかけスポットでありながら、赤ちゃんの知育・教育にも大きなメリットをもたらします。
海の生きものを通して、SDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」にふれるきっかけになり、環境保全の大切さを学べる場所でもあります。“はじめてのエデュテイメント”としても楽しめる水族館デビューを、ぜひ計画してみてください!
> tottottoの他の記事を読む